山奥の瞑想施設で10日間、人と話さず、読み書きせず、瞑想した時の事

山奥の瞑想施設で10日間、人と話さず、読み書きせず、瞑想した時の事

瞑想?

瞑想とは今起きている事、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ることだそうです。

ブッダの時代から現代まで、途切れることなく、指導者から指導者へ受け継がれてきた瞑想方法であり、2500年受け継がれている瞑想方法です。

この瞑想施設は世界中にあり、日本にもあります。

10日間瞑想、11日目の午後瞑想は終了、12日目にコース終了。

人と喋らず、読み書きもできない10日間。

インターネットで予約ができます。

時期によって数ヶ月先まで予約が埋まっていることもある様です。

瞑想施設がある京都の山奥へ

京都駅から電車を乗り換えて40分で園部駅で下車。

大きなカバンを背負った、いかにも旅人してますって方から、小ぎれいなスーツケースを持った会社員風な女性、頭を丸めて袈裟を来ているお坊さん、今時の大学生、海外から来られた人が同じ電車から降りてくる、そして向かう先は同じバス停。

おそらく、この人達も行くんだろうか。

そこから路線バスで4〜50分は乗ってたであろうか。桧山バス停に到着する。

バスを降りて、バス停でしばらく施設から来るワゴンを待つ。

バス停にいたのは15人程だろうか、それとなく、近くにいた人とこれからの出来事に不安と期待を膨らませながら会話をしている。

しばらく喋ってたらワゴンが来る。もう日も暮れかけた頃。

ワゴンに乗って山道を20分走っただろうか。山奥で辺りも暗くて不安になる。

瞑想の注意点

到着したのは17時前。完全に山奥で外界から遮断されている。バスを降りて、入り口をくぐりしばらく歩き、受付のある食堂に通される。

ここで貴重品(携帯、財布、鍵等)預けて、瞑想のルールが書かれた用紙を渡される。

瞑想期間中のルール

生き物を殺さない、盗みをしない、性行為を行わない、
嘘をつかない、酒や麻薬を使用しない。
人と目を合わせる事、読み書きの禁止。

誓約書の確認事項を読んでサイン。

生き物を殺さないので食事はヴィーガン、盗みをしないのは当たり前として貴重品は預けてるので安心、性行為を行わない自慰行為も禁止、嘘をつかないというか期間中は会話ができないので嘘つけません、酒や麻薬を使用しないのでタバコを吸う方は我慢、人と目を合わせる事はできませんが偶然のタイミングで目が合ってしまうとお互い気まずい、読み書きはできないので瞑想して時間を潰す。

その後は宿泊棟に案内されます。宿泊等は男女別に分かれていて、瞑想期間中は瞑想ホールのみ一緒になります。ここから喋る事はできません。これを聖なる沈黙と言います。聖なる沈黙は11日目の朝まで続きます。

瞑想期間中のスケジュール

初日スケジュール

PM18:00 夕食は玄米、スープ、サラダ、コーヒー、ジュース、お茶のビュッフェでした。
PM19:00からスタッフの紹介とコース参加前の注意事項がありました。
PM20:00から初日の瞑想が行われます。
PM21:30 就寝

2日目から10日目までのスケジュール

AM4:00              起床
AM4:30-6:30        各自瞑想
AM6:30-8:00        朝食休憩
AM8:00-9:00        グループ瞑想
AM9:00-11:00       各自瞑想
AM11:00-PM13:00   昼食休憩(希望者は指導者と面談)
PM13:00-14:30      各自瞑想
PM14:30-15:30      グループ瞑想
PM15:30-17:00      各自瞑想
PM17:00-18:00      ティータイム休憩
PM18:00-19:00      グループ瞑想
PM19:00-20:15      講和
PM20:15-21:00      グループ瞑想(希望者は指導者に質問)
PM21:30             就寝
宿泊施設について

男子宿泊棟は4〜5部屋だったと思います。女性部屋へは男子は入れませんので分かりません。相部屋でベッドのある部屋だったり雑魚寝だったり、部屋の割り振りは、おそらく予約順なのでしょうか。バンガローもありますが、こちらは古い生徒さんやスタッフの方が宿泊されてたと思います。

朝は宿泊棟の入り口前にある鐘の音で起こされます。起きてから各自、部屋だったり瞑想ホールに行って瞑想します。

寝る部屋は8畳くらいの板張りの部屋に8人でした、自分のスペースは布団の上。とにかく狭い。途中で部屋から二人いなくなっていて、その後、期間中に見かける事はなかった。おそらく帰ったのだろう。

瞑想ホールについて

瞑想ホールは宿泊棟の2階にあります。100畳くらいありそうな広いスペースでクッションが並んでいて、先生が中心の椅子に座って、ボランティアスタッフの方がその横に座り、男女別で古い生徒から順番に後ろに新しい生徒で並んで座りました。

瞑想家の講話が録音されたテープが天井に取り付けられたboseのスピーカーから流れます。

自己を観察する。呼吸に集中してからだの感覚、かゆいとか自分におきてる事をありのままに観察する。

自分はどちらかと言うと何かしていないと落ち着かないタイプなのできつい。普段呼吸に集中することもないので最初は不思議な感じでした。

瞑想ホールで確認した限りこの時の参加者は男女合わせて60人くらいいました。

食事と休憩について

朝食はトースト、玄米、サラダ、ドリンク 昼食は玄米や炊き込みごはんもありました。味噌汁やダルスープ、サラダ、ドリンク、すべてビュッフェ形式で提供されます。

朝食休憩、昼食休憩、ティータイムを終えてから、トイレ、シャワー、洗濯、歯磨きをしました。慣れてくると寝る前の空いてる時間にシャワーを浴びていました。

洗濯はトイレの洗面台の前に洗濯板とバケツが置いてあって、トイレの外に脱水機と物干し竿があって、それを使いました。おそらく女性側も同じような感じだと思います。

用事がない時は庭を歩いて時間を潰していました。車も走ってない山奥で、鳥の囀りや風の音が聞こえるのは気持ちがいい。

11日目と最終日について

11日目の朝、起床して各自瞑想。朝食休憩。ホールでのグループ瞑想。ここまでは毎日のスケジュール通りです。

AM9:30頃、宿泊棟の前にあるベルが鳴らされると、聖なる沈黙の終わりの合図。

ベルが鳴った瞬間から周りがどよめき始める。10日喋るの我慢してたわけですから、そりゃ、そうですよね。

まだこの後、ホールでのグループ瞑想もありますが休憩時間で、色々な人と感想を言い合ったり、各自瞑想を続けたり。

最終日は朝食を済ませて、部屋の片付け。

そしてお布施を払う。

一緒に帰った何人かと後からいくら払ったって話になって聞いてみると15000円くらい払われている方が多かった。参考までに。

クレジット支払いも可能なのはびっくりしました。

貴重品を受け取る。

施設から出る時間を決めるのですが一台の車に全員は乗れないので用事がある人から優先に、自分は10時ごろでした。

それまでは奉仕作業で施設の落ち葉集めと木の剪定をしました。

帰路

10時過ぎに車に乗る。

行きは暗くて、よく分からなかった道も、昼間に通ると、よい景色。

桧山バス停に到着して、送ってくれたボランティアの方にお礼を言う。

帰り道のバスは瞑想帰りの人で満員。皆口々に感想と、この後何食べようかなんて話で盛り上がっている。

結局考える事は一緒なんだなと安心する。

人の多さとビルを見て何だかホッとする。やっと帰ってこれた。

生きてて10日喋らないのは、まず経験する事はないので、貴重な体験でした。

個人的感想ですけど、タバコ吸われる方で禁煙に挑戦したいと思ってる方はおすすめだと思いますよ。