
始める前の事前準備と注意点
まず最初に、我々のこれから始める配達員について、いわゆるパシリである。
パシリとは使い走りの俗語であり、用事を命じられてあちこちに使いに出されたり、買い物に行かされたりする事である(weblioより)
要するにお客様がスマホアプリで商品を注文すると、お店に注文が入り、近くにいる配達員のスマホアプリに連絡が来て、アプリに表示された住所に商品を取りに行き、アプリ表示された住所に届けるパシリをすればよい。
尚、注文を受ける際に、報酬、配達距離が表示される。
それを確認して注文を受ける、受けないを選ぶことができる。
事前準備について。
- スマホにアプリをダウンロード
- 住所、銀行口座、車両登録
- 最寄りのOfficeに行って記載事項の最終確認、説明、本登録(2020年3月時点)
- 配達用バッグの購入
事前準備が終わって、バッグが手元に届いたら、パシリ配達員として稼働ができる。

登録が完了したアプリを開くと、上記の画面表示。
出発ボタンを押すと、配達開始。
配達を始める前の注意点は現金払いを受け付けするか、しないか。
アプリ画面の右下のボタンをクリックすると現金払い受付をオン、オフで切り替えできる。
現金払いを受け付ける場合は釣り銭の用意が必要。
稼働方法について、徒歩、自転車、バイク、軽貨物で稼働ができるので事前に準備が必要。
配達に役立つ便利グッズ

配達バッグの中は100均で買った保護シート、保冷バッグ、タオル。
保護シートやタオルで、配達する商品の隙間を埋めたり、冷たい飲み物や食事は保冷バッグ。
配達中はスマホホルダーがあると便利。
モバイルバッテリー必須。
1日稼働するなら10000mAhあると安心。
ハンドルバーに取り付けるバッグがあると便利。
バッテリーや小物を入れて、スマホをバッテリーに繋いで稼働。
自転車稼働は荷台があると楽。
シーポストに固定できる荷台、スチールシェルフ、結束バンドで固定。
ちなみにバッグは2.8kg、食事を入れる事を考えると、最低10kg以上の重さに耐えれる必要あり。
雨の日の稼働はレインウェアとスマホ防水ケース必須
体力勝負の自転車稼働、暑い時期のバイク稼働。
100均の雨ガッパはさすがに蒸れてきついので、水は通さないけど、蒸気は通す透湿防水素材がおすすめ。
ワークマンのイージスが手頃な値段でおすすめ。
更に軽量な物を求める方はアウトドアブランドがおすすめ。
金額が上がるほど機能性、デザイン性も上がる。
余計なストレスはなるべく無くしたい。
完全防水なスマホケースが安心
よくある配達トラブル
配達中のトラブルはアプリ画面左上の3本戦をタップするとヘルプメニューがあるので、対処方法が記載されている。
よくあるトラブルを3つ。
住所不備
実際の住所とアプリのピンで表示される場所が違う。
アプリ内のメッセージもしくは電話でお客さんに連絡をして確認する。
お客さんと連絡がつかない
住所不備で連絡もつかず、商品を届けることができない場合、画面の10分カウントに従う。
10分経過したら商品は廃棄。
商品の破損
気づいた時点でサポートセンターに報告。
お客様に渡す時に気づいたら、お客様に事情を説明、サポートセンターに報告。
稼ぎ時について
- ランチタイムとディナータイム
- 雨の日、寒い日、暑い日
概ね需要があるのはランチ、ディナー、もしくは外に出るのが面倒な場合。
都市の規模によって単価料金は変わる。
そりゃあ都市人口1400万人の東京都市圏と地方では雲泥の差。
大都市では体力と土地勘があってスムーズに配達できれば、1ヶ月に100万も夢じゃないのだろう。
ここまでくると、もう尊敬である。
稼いだお金にかかる税金について
確定申告して所得税を納める必要あり。
副業の場合、年間20万円を超えれば確定申告。
専業の場合は最寄の税務署に開業届を提出、青色申告で複式簿記で記帳すると節税できる。面倒なので会計ソフトを使うのが無難。
配達マニュアル、交通ルール、納税ルールを守る
YouTubeでフォロワー数万人のインフルエンサーの方の動画を参考にすると雰囲気が掴めて個人的によいと思う。
パシリ配達員は人種も職業も多様である。
概ね街中で見かけるのは、専業パシリ、副業パシリ、学生パシリ、主婦・主夫パシリ、留学生パシリ、定年リタイヤパシリだろう。
まずパシリ配達員マニュアルに従い、仕事を干されないよう忠実なパシリになる事をおすすめする。
交通違反で、無駄な出費と無駄に時間を使うことはとにかく避けたい。
確定申告を行い、税金を納める事で社会からパシリ配達員という職業が認知され、信用につながる。
始めた頃は意外と稼げると勘違いするが、個人事業主である事を忘れてはいけないのだ。会社員やバイトのように給料から天引きされないので、別に経費がかかり、所得税を別途払う必要がある。フリーランスだったら更に保険料、市県民税の支払いも必要である。