ムンバイの近郊のエレファンタ島は世界遺産登録された石窟群があります。
標高200mの岩山に掘られた石窟群はシヴァ神を祀るためのもので、推定6〜8世紀ごろに造られたものだと言われている。
島へのアクセスはタージマハルホテル、インド門近くのボート乗り場から乗車料金180ルピー、乗船時間1時間程度で行くことができます。
島の玄関口に汽車が停まっていて石窟群まで10ルピーで行けますが、自分は歩きました。
石窟群は入場料は500ルピーです。
洞窟に掘られた石像が想像より大きくてびっくりしました。
石像は顔や腕が破壊されているものもありました。
この破壊された石像を最初見た時はアンコールワットやバーミヤンの遺跡同様に宗教やイデオロギーで破壊の対象になったのだとてっきり勘違いして、宗教や思想に気薄な自分にとっては、それはとても恐ろしく感じたが、後から調べたら15世紀にここを見つけたポルトガル人が射撃の練習のための標的にしていたそうだ。
破壊された理由が理由なだけに少し笑いそうになったのと、多分射撃の的にしたポルトガル人もこの石像が将来これほどまでの価値があるものになるとは想像もつかなかったのだろう。
射撃の練習にしては随分と高価すぎる的である。