明け方に突然の豪雨
8時過ぎにテントを出てトイレ行く。まだ小雨だった。
当初の予定だと、朝の7時には荷物をまとめて出発して稚内から知床まで約380kmを走ろうかと思ってたが、明け方の大雨で予定を変更する事になった。
深夜2時半過ぎごろ雨の音で起こされた。昨日の21時くらいだったか、寝る前に見たヤフー天気予報は明け方、小雨の予報だったけど、その割に風が強くて雨足も強い。森の中で木陰のはずなんだが、、、スマホでヤフー天気予報の雨雲レーダーを見たら、現在は強い雨、グラフを見たら3時にマックス、かなり激しい雨、それが30分くらい続く。
寝れなくなってしまった。
木陰にテントを張ってなかったらと思うと恐ろしい。ペグダウンもしっかりしてあるので最善は尽くしているつもりだけど。
と思ったら小雨のままだった。また天気が変わったようで、4時に大雨の予報。予報が小雨に変わらないかと祈っていたが、結局4時ごろにかなり激しい雨。5時前まで強い雨は続いた。風で揺れるテントポールを手で押さえる。ほんの少しだけど傾斜があるから、水が流れてくるので浸水が心配になって、テントマットをあげて床を見たら若干濡れている。ヘッドライトを点けて確認すると、どうやら雨ざらしになったフロアのバスタブの角の縫い目2カ所から水が少し染み込んで中に入ってきていた。少し手拭いで拭き取るだけで済んでよかった。昨年使った後、シームコートを縫い目に塗り直しといてよかった。
5時過ぎに小雨になったのでようやく寝ることができた。
結局雨が上がったのは9時前で出発できたのは10時過ぎとなってしまった。
知床まで走ったら日が暮れるので、サロマ湖周辺でキャンプ地を探すことにした。
日本最北端の宗谷岬
キャンプ場を出発して30分、とうとう日本最北端まで来てしまった。あいにく天気はくもりだった。
樺太を探検した間宮林蔵さん。
11時前だけど、ジャケット着てないと寒い。ちょうど隣にいたライダーの方と目が合って、いや〜寒いですね、と話しかけたら、札幌の人間の私でもここは寒いですよと言っていた。
沿岸は旅人が多い
宗谷岬から2時間くらい走っただろうか。やっとコンビニを見つけてトイレを借りて、コーヒーを買う。街と街の距離が長くてその間に店がほとんどない。
駐車場には3台のバイクが停まってて、店の前でカップ麺を啜っている。
札幌から海沿いをここまで走ってきて思ったのは、ほとんどの車両が他県ナンバーだった。キャリアバッグをつけて走る自転車もよく見かける。リヤカーの旅人をみた時はさすがに驚いた。欧米人の旅人も多くて大抵自転車。日本一周のプラカードをぶら下げて走るバイクや自転車も3台見かけた。
どうやらここは旅人にとって天国らしい。
少しお腹が空いたのでここで食べようか、どうしようか迷ってGoogleマップを見たら、ここから1時間走ったところに紋別市ある。このあたりでは少し大きい街っぽくてお店もいくつかありそうなので、そこで昼食にする事に。
紋別市内に入った時は少し小雨がぱらつき始める。レインのズボンを履こうかと思ったら道沿いにすき家を発見。本日の昼食が決まった。
時間は15時になる頃だった。
すき家で食事をしながら近くのキャンプ場を探してたら、ここから30分走った先にある湧別町に五鹿山公園キャンプ場があるのを見つける。野営、オートキャンプ、バンガローもある。値段も手頃で近くに温泉もあるのでここを今晩の宿とする事に決める。
五鹿山公園キャンプ場 廃列車で宿泊
キャンプ場に到着すると入り口に昔の廃列車が展示されている。
入り口にバイクを停めて奥の受付まで歩く。受付の椅子に綺麗な女性が腰掛けていた。テレビの芸能人みたいに歯並びが綺麗で少し見惚れてしまった。
受付で列車に宿泊ですか?と聞かれて、泊まれるんですか?と聞き返すと、列車に宿泊される方は受付用紙に記入するだけで無料ですとの事。こんな機会滅多にないので列車泊させてもらうことに。
他に泊まる人はいるんですか?と聞いたらオートキャンプとコテージに一人ずついるんだとか。
ピーク時には雑魚寝になるそうだが貸切だった。雨風しのげてありがたい限り。
受付を済ませてから、近くの道の駅に温泉があるらしく向かう。
道の駅でお祭りがやってて人が多い。入場料は大人650円。中は広くてスーパー銭湯みたいだった。地元の人で賑わってる高温サウナで汗を流して温泉にドボン。
帰り道近くのディスカウントストアで弁当と明日のパンを買って帰る。
列車の棚に今朝の雨で濡れたテントを干して、枕とマット、寝袋ひいて寝る準備は万全。
広い場所に一人は心細くもあるが、列車内で雨や動物の心配をしなくて済む。
走行距離 252km 移動時間 4時間30分