雨の日の気分転換
日本では古くから古今和歌集、万葉集で雨は詠われていたそうです。
万葉集では雨を詠んだ歌は100首存在するそうです。
小雨、春雨、時雨は万葉集で詠まれていた雨の言葉だそうです。
松尾芭蕉は降る雨や耳も酸うなる梅の雨と詠った俳句を残しています。
小学校の授業で習ったであろう、宮沢賢治の雨にも負けずは日本人なら誰でも知っているだろう。
海を渡ってドイツでは、文豪のゲーテは、’雨の中、傘をささずに踊る人間がいてもいい、それが自由というものだ’と言いました。
インドの詩人タゴールは、’雲は私の人生に浮かんでくる。もはや雨を運んだり荒らしを導くためではなく、私の夕焼け空に色を加えるためである’と言いました。
はたまたロシアの作家ウラジミール ナボコフは、’雨に怒ってはならない。それは単に上向きに落ちる方法知らないのだ’と言っています。
ジョアン・ジルベルト / Aguas De Marco
Jazzだとブラジルのボサノヴァでは1973年に《ジョアン・ジルベルト》が発表した Águas De Março (3月の雨)という曲があります。曲は1972年に《アントニオ・カルロスジョビン》が書いたそうです。
歌詞は短いフレーズや単語が並んでて、夜、死、罠、銃、とか(意外とシリアスだったり)、メロディに合わせてテンポよく流れている感じがします。
juana molina / que llueva
お隣のアルゼンチンでは音響派の歌姫《juana molina》”que llueva(雨が降る)”という曲を歌っています。
この曲は翻訳を読むまでは題名が雨なんて思ってもみませんでした。
2000年発表のセカンドアルバム、segundoに収録されています。
アコースティックギターの軽快なサウンドにjuana molinaの歌声が絶妙で、歌詞を翻訳してみると、洞窟でベットで寝ている老婆、買い物に行かなければいけない、小鳥が歌う、ボサノヴァでもそうだったけど、歌詞と曲のギャップが意外なのと、歌詞と音楽の表現が抽象的なので、とても不思議な気持ちにさせられる。
Beatles / Rain
有名な《Beatles》”Rain”なんて直球で雨って題名です。
1966年のリボルバーのレコーディングセッションで録音されたが、未収録になった曲だそうです。
歌詞の”Can you hear me that when it rains and shines.it’s just a state of mind” 翻訳すると(分かるかい、雨が降ったり晴れたりなんて心持ち次第なんだよ)ってなるのでしょうか。この感じ好きです。
くるり / バラの花
日本のロックバンド《くるり》”バラの花”
カバーされたり、マッシュアップされたり、リミックスされたり、一般人だけでなく同業の方からも人気が高いのが伺えます。
”雨降りの朝で”から始まる歌詞。
梅雨の時期にこの曲を聴いて、梅雨が明けて、晴れたら旅に出ようかなって気分にさせてくれます。