自宅で簡単に作れるナポリっぽいマルゲリータ
イタリアの国旗を象徴しているマルゲリータを自宅のオーブンレンジで焼きました。
財布に優しい、節約レシピの割に本格的なピザができました。
クックパッド、クラシル、個人ブログ、インターネットを駆使して調べたレシピで試作を重ねて1週間生地を伸ばして焼く作業を繰り返した結果、ようやく納得するものが出来上がりました。
この1週間、朝と晩にピザを食べる生活をしていたおかげで、危うくグルテン中毒になりかける。
おそらくイタリア人でもこんなにピザ食べないのではないのだろうか、、
ここまでの道のりは失敗の連続で険しい茨の道でした。
と言うのも、どの料理に関してもですが、レシピに若干の違いがあって、作業手順も違う。
ただ今回素人が一週間作り続けて食べ続けて思ったのは、高価な食材、高品質の道具も大事ではありますが、基礎の生地作りの技術がないことにはうまくいかない。
生地をこねる作業、グルテン生成、発酵時間、生地の伸ばした時の状態。
どうやらこの基礎を抑える事で、焼き上がりがふっくらしたピザが自宅でも作れることが分かりました。
生地のレシピと伸ばし方
生地レシピ 2枚
- 強力粉 200g
- 水 120g
- イースト 1g
- 塩 5g
生地については、自宅で手軽に作ることを考えた結果、日清製粉の強力粉を使用しました。
作れば作るほど、食べれば食べるほどに粉で生地はずいぶん違うことがわかり、欲が出るもの。
より細かいカメリヤ粉だったり、値段は倍以上しますがCAPUTO社の粉を使うのがベターです。
今回スーパーやコンビニに売っている日清の強力粉を軸に薄力粉、オリーブオイル、砂糖を入れたりして様々なレシピを試した結果、極力シンプルなレシピになりました。
水にイーストを入れてイースト水を作る。
強力粉にイースト水を半分入れながら生地をこね、徐々に残ったイースト水を入れる。
生地がまとまるようにこね続ける。
塩を入れてこね続ける。
生地にハリがでて伸びるようになるまで、いわゆるグルテン生成までこねるのは大変、根気が入ります。
10分くらいこね続けて、生地がまとまってきました。
まとまってきたら生地をグーにした手で押して、二つにおるようにこね続けると5分くらいで、ビヨーンと伸びる生地が出来上がり。
今回の分量で生地は2枚。
生地は丸めて、くっつかないように生地にオリーブオイルを塗って、常温で2時間くらい寝かせました。
2時間寝かせると生地がパンパンに発酵しました。
ガス抜きして、濡れ布巾を被せて、冷蔵庫で一日寝かせます。
最初はラップで寝かせてましたが、乾燥してしまったので濡れ布巾にしました。
冷蔵庫で冷やした生地を伸ばす前に常温で2時間くらい置くと、とても生地が伸びるようになります。
生地の伸ばし方は試行錯誤しましたが、麺棒を使うより、手で伸ばす方が焼き上がりがふっくらしてナポリピザっぽくなります。
本場のナポリピッツァも手で伸ばしてますし、動画を見ながら見様見真似で伸ばします。
打ち粉をした台の上に生地の真ん中を手で押して回しながら均一に広げていきます。
広げた生地を手で持って回しながら均一になるように伸ばしていきます。
ちなみに麺棒を使うのはローマ式だそうです。
麺棒を使って伸ばした生地のピザも作りましたが、薄くなりクリスピーにサクサクとしたピザになり、それはそれで美味いです。
ピザに載せる食材と焼く手順
ピザに載せる食材 1枚
- トマトペースト 大さじ3
- バジル お好み
- モッツァレラ入りナチュラルスライスチーズ お好み
- 粉チーズ お好み
- 塩 ひとつまみ
- オリーブオイル 適量
今回はマルゲリータなので生地に載せる具材はとてもシンプル。
伸ばした生地に塗るトマトペーストはカットトマト缶を使いました。
トマト缶はあらかじめミキサーでペースト状にしておくと良いです。
トマトペーストの上にチーズを並べました。
庶民の自分は水牛のフレッシュモッツァレラをスライスにして使うなんて贅沢は自宅で作るピザでやりたくないので、スライスチーズを使いました。
スライスチーズはスライスモッツァレラくらいのサイズの塊にして載せることでそれっぽくなりました。
バジルをお好みで並べました。
ちなみに残ったバジルは冷凍保存して、また使うことができます。
塩をひとつまみ全体にふります。
ここでも庶民の自分はパルメザンをすりおろして使うなんて贅沢は自宅で作るピザに使う気ないので市販の粉チーズを全体にふります。
そしてオリーブオイルを全体にひと回し。
オーブンレンジで設定できる最高温度の250℃に設定したオーブンレンジで10分焼き上げ。
生地の伸ばした時の厚さや発酵の状態によって焼き上がりは前後すると思うので、オーブンに入れて7分くらいしたら、焼き上がりを確認しながら、縁に焦げ目がついたくらいで取り出すのがベターです。
さすがにピザ窯の500℃くらいの高温で焼き上げるピザとは焼き目も焼き上がりのふっくら加減も違いますが、自宅でも割と本格的にできた方ではないだろうか。
今後も試作を続けよう。