
作業は単純だけど、とにかくめんどくさい場所にある
今回はセルモータを交換しました。
フュージョンのセルモーターの場所は、後輪の少し前くらいにあって、車体の裏側でラジエターホースの奥にありました。とにかく面倒臭い場所にあって、バイクの下に潜り込んでナット外すのは大変でした。
写真の赤枠部分にセルモーターはありました。写真では外した状態です。
作業自体は単純で素人の自分でもできました。
セルモーター??
セルボタンを押してエンジンをかける時に作動するモータで、このモーターに不具合が生じるとセルボタンを押してもエンジンがかからなくなります。
自分の場合は出先でバイクに乗ろうとセルボタンを押してエンジンをかけたがかからない。
カチカチ音だけ鳴る。しばらくすると、エンジンがかかる、こんな事がありました。
しばらく調子はよかったものの、1ヶ月後に再びエンジンがかからなくなることが頻発する。
疑われる原因は3点
焦りながらググってみたら疑われる症状は3点。
- スターターリレーの不具合
- バッテリーの不具合
- セルモーターの不具合
スターターリレーが不具合を起こした場合はボタンを押してもカチカチ音は鳴らないそうなので、まず除外。
バッテリーの不具合は一度経験していて、電気系統の不具合、例えばヘッドランプが暗かったり、ウィンカーが暗かったりなど、全くないので除外。
残るはセルモーター。
エンジンはかからないがセルボタンを押してカチカチ音だけ鳴る、しばらく放置すると、エンジンがかかる。
正にこれが疑わしい。しかしこれだけではまだ信じれない。
直接セルモーターを棒で叩くなどして衝撃を与えるとエンジンがかかる場合は、セルモーターのブラシが摩耗していて、ブラシを交換しなければいけないようだと。
ある日気まぐれにエンジンがかからなくなったので、車載工具のドライバーで、車体の裏に手を突っ込んでセルモーターを叩いてから、セルボタンを押したら、嘘のようにエンジンがかかる。
3回同じことが続いたのでセルモーターの摩耗ブラシだと断定する。
セルモーター交換の作業で用意した物

使用した工具はプラスドライバーと10ミリのスパナ。
プラスドライバーはカウルを外す為に使用しました。
10ミリのスパナはセルモータを固定しているボルトとコードの取り外しのために使用しました。
新品の純正セルモーターはAmazonで購入しました。

摩耗ブラシの交換だけにしようかと思いましたが、セルモーターが思った以上に値打ちだったので、セルモーターごと交換することにしました。
作業工程

まず左側のカウルを外します。カウルは5カ所ボルトで固定してあり、簡単に外せます。

カウルを外すだけで、作業が段違いに楽になります。
向かって左側から覗くとセルモーターがボルト2本でコードと固定されているので、頑張って下に潜り込んで外します。
ラチェットレンチだと楽だと思いました。次回からそうすると思います。
ボルトが外れたら、反対の右側に回って、スパナなどでセルモーターを押すとエンジンから外れました。

外に出すには、このままセルモーターを下に引っ張り、ラジエターホースをくぐらせました。
そして、へその緒のように繋がっているコードを10ミリスパナで外しました。

取り外したら、同じ場所にコードと配置してボルトで固定して終了。
今回セルモータの形状が少し異なっていて、2カ所のボルトと一緒に固定するコードの配置場所が新しいセルモーターにないので、コードを配置する場所と向きを色々と試して、ボルトの穴に噛み合わすのに苦労しました。
まとめ
今回作業しやすくするために、工夫したことは、素人でバイクジャッキもないので、公園の段差になった場所を見つけて、バイクを置いて作業したことで、下から覗きやすく段違いに作業はしやすくなりました。
ちなみに、何件かバイク屋さんに電話で事情を説明して見積もってもらいましたが、検査で一週間以上、料金は検査、工賃、部品代を含めて5万以上かかると言われました。
それだったら試しに自分でやってみようと今回挑戦してみました。