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登山開始早々、出鼻をくじかれる
今畑登山口から霊仙山に登山しました。
11時に登山開始して15時半に下山。
昼過ぎから太陽も顔を出し、素晴らしい山歩きになりました。
今回の登山口である今畑登山口は駐車場はないので、道路脇のスペースが空いてれば、数台ですが車は停めれました。
早速登山を始めようとしたのは10時半ごろ。
アプリでダウンロードしたつもりの地図を確認したらエラーになってダウンロードできてなくて、登山届けもスマホのエラーで送信できてない。
登る気満々でしたが、とりあえず地図のダウンロードと登山届けの送信をしようと思ったら、登山口周辺は自分の使用しているauの電波がない。
登山口で電波がないのは初めての経験でした。
しょうがなく10分くらい降った沢沿いで電波が入ったので、そこでダウンロードと登山届けの提出。
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廃村になった今畑集落
気を取り直して登山開始。
いきなり急登で一気に高度が上がり登山道も狭く、少し崖のようになって下に見える道路が遠くなってくのを見るのは高所恐怖症にとってはきつい。
10分くらい登ると石垣が見える。
現在は使われていないであろう家屋が斜面にへばり付くように何軒かあるが、今は使われていない。
地面からむき出しになった水道管が生々しく残っている。
ここは福寿草が有名で春頃に咲くそうだ。
水場があるからなのかおそろしく獣臭くて、顔に手を当てる。夏の動物園の匂いがする。
しばらく歩くと登山道脇に緑色のとぐろを巻いた糞を見つける。
まだ新しい。多分熊の糞。獣臭い理由がわかった。
とにかく早くここを抜け出したい気持ちで早足になる。
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やっと霊仙山が見え始める
樹林帯を1時間くらい登っただろうか。
少し展望が開けた場所でようやく今回の目的である霊仙山が見えた。
まだまだ遠い。
平日なので人気もなく、ずっと陽の当たらない樹林帯を歩いているので陽が当たると気分も上がる。
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しばらく歩いたら笹峠に到着。
広場のようになってて、鹿の糞が多い。そしてここも獣臭がする。
日当たりも良くて歩くのが気持ちいい。
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カレンフェルトの斜面を急登
笹峠からしばらく歩くと、樹林帯からでた。
目の前に光景に、しばらく見とれる。
アルプスの森林限界に訪れたような光景。
そしてここからが正念場である。
横は琵琶湖で遮るものがないので、風がすごい。
突風である。
そして30度くらいの石灰岩が並ぶ斜面の登りは地面が滑る。
慎重に登る。
急な斜面を上るので、一気に高度が上がって、振り返ると怖い。
岩に描かれたペンキを目印に登っていくのだが、時々見つけにくく、道をそれた方に登ってしまい少し危ない。
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山頂に続くカレンフェルトの稜線歩き
斜面を登りはじめて30分くらい経っただろうか。
尾根に出た。
近江展望台の看板が見える。
展望台に到着したのはちょうど13時。
登り始めて2時間。
これから目指す山頂へ続く稜線が見える。
今回の登山のハイライト。
右手には鈴鹿山脈の最高峰の御池岳、左手は琵琶湖。
斜面がカールのように見える。
岩がゴツゴツして歩きにくいのは北アルプスのようだ。
ここは本当に標高1000メートルの山なのか。
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霊仙山の山頂
30分の稜線歩きが終わると、道標が見える。
霊仙山の山頂なのかと思うと、どうやらここは最高点らしい。
少し先に山頂らしき場所が見える。
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![](https://kimamaniikiru.com/wp-content/uploads/2022/10/IMG_8962-edited-scaled.jpg)
15分くらい歩いただろうか。
14時に山頂到着。
カレンフェルトの山頂からは鈴鹿山脈、伊吹山、琵琶湖が見渡せた。
それにしてもカレンフェルトなんてカルスト地形で有名な秋吉台でも行かない限りは見れないのだと思ってたが、このような近場にあるのだからびっくりである。
同じ鈴鹿山脈に分類される藤原岳も有名であるがそれ以上である。
そして鹿の糞だらけの少々獣臭い山頂で座れる場所を探す。
急ぎ足で下山
山頂で遅めの昼食を済ませたら、少し急足で下山。
時間も遅いので登ってきた登山道で下山。
再びカレンフェルトの稜線を歩けるのは気分がいい。
登りで苦戦した、近江展望台からのカレンフェルトの斜面は、降りだと、岩に塗られたペンキの場所がわかりやすいので簡単だった。
結局、今回は動物には会わずと思ったら、今畑集落に戻った所の水場で鹿の親子を発見。
こちらの足音に気づいて、すぐ走り去った。
そして個人的にこの登山道で一番ヒヤッとする、集落から登山口までの斜面を慎重に降る。
16時登山口に下山。
往復5時間の最高な山歩きでした。