1回くらい経験あるよね、、、？
4月から月間200kmをノルマとして走り始めて5ヶ月が経過しようとしている。今のところノルマは達成できているのだが、これくらい走ると色々と問題が起こるようだ。
今回はその中でも印象的だったのはランナー下痢。こんな言葉の存在は知りませんでした。詳しい原因について諸説あるようですが、ランニングという行為は内臓に負担がかかるらしいと、ネット記事で見ました。私は専門家でもないので一概に言えないのですが、症状は走ってて急にお腹が痛くなる。これって過去を振り返って、学生の頃、部活やってて走ってる時にお腹痛くなってトイレ行くことってザラにあったなと思ったけど、いわゆるソレに名前がついているのだ。
ランナー下痢になったのはランニング始めてから2ヶ月目と３ヶ月目。いつもは1kmを7分くらいでなんも考えずゆっくり走ってるのだけど、週に1回はペースを意識して1kmを5分で走るようにしている。ランナー下痢になったのは2回ともその時で場所も同じだった。
まさかの失態！？
走り始めて3km過ぎたあたりから少しお腹の調子が悪くなりペースを落として1kmくらい走る。疲れのせいもあるのだろうと休憩がてら歩き始める事にしたのだけど、歩き始めたら急に便意がやってきた。ここは大通り、真夜中と言えど片側３車線で車の通りは多い。とりあえず歩道の隅で立ち止まり天を仰ぐ。少しおさまってきた。
あと500m進めば駅前の交差点にコンビニがあるのが分かっている。そこに賭けるしかない。一人真夜中の真剣勝負に挑む。運を天にまかせて歩くが、歩けば歩くほどに状況は深刻になる。コンビニまで5m手前までやってきた。横断歩道の先に天国が待っている。横断歩道の信号が青に変わって歩き出した時だった、、、とっさに自分の右手をズボンに突っ込み手のひらをお尻に当てた、、、手の平が温かい、、、ズボンに触れないように慎重に手を抜いて後ろに隠しながらコンビニまで歩く。こんなことは物心ついてから初めての経験だった。まさかこんな大人になってから、、、、しかも駅前の深夜でも人が多い繁華街の大通り。幸い周囲に人は歩いてなかった。
救いだったのはパンツや衣類は一切汚れてなくて手で受け止めれた事だった。コンビニのトイレで手についた汚物を流して石鹸で洗ってから、便座に腰掛ける。深夜だったので店員さん以外いなかったのも幸いだった。ちょっと前のオリンピックで漏らしながら走って話題になった選手を思い出した。あの時は他人事だと思っていた。体重が2kgくらい減ったんじゃないのかと思うほどだしきって、再び走って帰った。
ギリギリセーフ！？
２度目は1ヶ月後、再び同じ場所だった。今回はお腹の調子がちょっとおかしいなと思ってから20mくらい進んだところで動けなくなってしまった。大通りで深夜でも車の通りも多く、自転車や歩行者もいるので邪魔にならないよう、目の前のマンション一階の駐車場のに隅にコンクリートの縁石があったので腰掛ける。腰掛けたらますます腹痛が、、、これはやばいとズボンを半分降ろしていざとなったら建物と縁石の隙間に野糞をしようかと真面目に考えたが、、、しばらくしたらおさまった。今考えたらさすがにそれはヤバいだろと思うのだが、ほんとにヤバい時は冷静な判断ができなくなってしまう。
幸い300m先にチェーン店の牛丼屋があったので駆け込んだ。お店にお客は1組しかいなかったが店員さんは店の奥の厨房にいて、自分が入ってきたのに気づいていない。断る余裕もなく、店員さんに気づかれないままトイレに駆け込む。トイレに入って5分くらい、店内のBGMが蛍の光。さすがにトイレを借りる断りもしてなくて、気づかれないままトイレにいる状態でこれ以上長居するわけにもいかず、不完全燃焼でトイレを出ると、相変わらず店員さんは奥の厨房にいて私には全く気づかず。そのまま店を後にする。
500m先に24時間の牛丼屋チェーン店がもう一軒ある。そこに賭けるしかない。
歩き始めたら再び腹痛でジョギングで流した汗は冷や汗に変わった。
いざとなったら脇道に入って建物の影で野糞しようかとズボンの紐を緩めて臨戦体制に入る。しばらく歩道で立ち止っていたら峠を越えるが、しばらく歩くと再び峠がやってくる。こらえながら亀のように真夜中の大通りを一人歩き続ける。
たどり着いた牛丼屋の店内は深夜だけど満員。トイレが空いてる事を祈りながら、忙しそうな外国人の店員さんを横目にそのままトイレに直行。運よくトイレが空いてて、全てを出しきった。そして再び走って帰ることとなった。
グーグルで調べてみると、長距離ランナーで尿失禁、便失禁はやっぱあるらしい。まあそんな事いちいち人に言わないよね。
自分は最近ジョギングを習慣的に始めたばかりで全然長距離ランナーでもないのだけど、有名な選手の失禁の話がウェブに掲載されてるのを見るとなぜだか安心した。
今のところ対策については特にしていないけど、しばらくゆっくりジョギングすることにした。