【日帰り登山】雨乞岳・イブネ・クラシ 武平トンネル登山口

【日帰り登山】雨乞岳・イブネ・クラシ 武平トンネル登山口

山奥の秘境へぶらり山歩き

鈴鹿山脈の中でも奥にあり、道も迷い易いと言われる、雨乞岳、更にその先、登山愛好家からは鈴鹿の奥座敷と呼ばれるイブネ・クラシに登山しました。

登山口は三重県側から鈴鹿スカイラインを滋賀方面に進むと、ちょうど県境にトンネルがあります。この武平トンネルを抜けると左道路脇に登山者駐車場があり、道を挟んだ反対側に登山口があります。

平日の朝8時に到着しましたが駐車場には既に10台以上の車が停まってました。

登山道には標識があるので親切です。行きは沢谷峠から7人山を通って、帰りは3人山を通る登山ルートでした。

登山口から7人山分岐を過ぎて稜線に出るまでは、登山道から外れてしまうことが多々ありました。下りの3人山を通るルートでは、迷いまくりました。GPSで何度も現在地を確認しました。下から上を見上げると、登山ルートは分かりやすいのですが、上から下を見下ろすと分かりづらく感じました。

7人山は分岐から10分程度で到着します。どこが山頂か探していたら、木に刻印されてました。

ようやく稜線に出ました。ここからは道に迷うことはありませんが、悪名高い藪漕ぎが待っています。

東雨乞岳から雨乞岳に向かう登山道は薮が深くなります。

笹の藪漕ぎに苦戦

自分の背丈くらいある笹を漕いで15分くらいで雨乞岳。

この時点で11時。予定より早く着いたので、杉峠を通って、イブネ、クラシに向かう事にしました。

雨乞岳から遠くにイブネが見えます。雨乞岳から見ると一旦、下って登り返してイブネに行くのが分かります。中々の体力を使いました。

雨乞岳から先に進むと、完全に身体がすっぽり笹の中に入ってしまう。ジブリ映画のトトロを思い出します。5分ほど進み薮を抜けると、大きい岩の上で休憩している人がいます。展望もよく、絶好の休憩ポイント。

そして再び雨乞岳を降ります。20分くらいで杉峠に到着。杉峠は枯れた杉の木が立っているので分かりやすい。

杉峠から20分くらい歩いただろうか、峠に出る。折り畳みの椅子を広げて休憩している登山客。サメ峠。この辺りから登山道に藻が現れる。

テント泊の登山者で賑やか

歩いてると遠くから音楽やラジオの音が聞こえ、テントが数張り見える。どうやらイブネに到着した様だ。ちょうど12時ごろだったので、登山客10人くらいいただろうか、各自昼食タイム。自分も適当な場所を見つけて昼食を食べる事にした。

こんな山奥にこんな大きい広場があるのかと思うくらいイブネは予想以上に広い。5分くらい進むと北端に出た。更にクラシ向かって歩く。

イブネからクラシまで向かう登山道はまるで日本庭園の様でした。確かに奥座敷と呼ばれるだけの事はある。しばらく歩くと再び森林の登山道を登る。GPSを確認するとクラシに到着しているのだが、どこが頂上なのだか分からない。7人山の様に木に刻印があるのか探したが気づいたら登山道からだいぶ外れていた。

やっぱ道分かりにくい

再び来た道を戻る。分かってたけど、再び雨乞岳を登り返すのはきつい。休憩しながら進む。

イブネから東雨乞岳まで登山者が増えて、賑わっていた。

東雨乞岳から3人山、沢谷の頭を通って下山。道に迷い、余計な体力を使う。

15時半に下山。

8時半に出発したので、7時間の山行きでした。

そして今回の雨乞岳で鈴鹿7マウンテン制覇しました。

7マウンテンの中では、登山者は少ない、道に迷う、登山口から遠い。。

しかし稜線からの景色はとても素晴らしく、東雨乞岳からイブネ-クラシまでの登山道は気持ちいい山歩きができました。