熊出没??カモシカ??
赤岳鉱泉から美濃戸登山口の間、北沢で夕方16時ごろ、地図の赤印で示した場所で熊のような動物に遭遇。
登山道を小走りで下山途中、左に少し曲がった先、数メートル先の樹林帯からガサガサと音、目を向けると大型の動物、すぐに足が止まる。樹林帯に西陽差し込んでいて、それがちょうどその動物にあたっていたせいなのか、茶色っぽい毛並みに見える。動物は樹林帯から降りてくる所で、斜め後ろから目撃。
とにかく必死で走った
登山の疲れで木とか岩を動物と見間違えているのでは?と思ったが、、、目線を下から上にすると、それが山で絶対会いたくないあの動物にしか見えないけど、、。
こちらには気づいてないようだったので、少し後退りして、全速力で走って逃げた。闇雲に走ってオオゴケ。起き上がって走った先に後続の登山者2名に出くわす。全速力で血相かいて走ってきた自分を見て何事かと驚いた顔をされる。しどろもどろ事情を説明。
とりあえず一緒に登山道を100メートル引き返して10分ほど様子をみただろうか。木や石を投げて見たり、大声を出しながら、再び登山道を進む。
幸い、先ほどの場所に動物の姿は消えていた。
近くの山小屋に電話で報告
登山口が近くなり電波が戻ったところで、近くの山小屋に電話。小屋番の方いわく、南八ヶ岳に熊はいないと思いますよと、あっさり。カモシカの見間違えじゃないですかと。この手の問い合わせ多いらしい。
正直、熊とカモシカを間違えるか?と思い、帰宅後ネットで調べて見た。八ヶ岳のカモシカで検索して画像を見たらズングリムックリして熊のような体格、毛色も黒っぽいカモシカの写真を見つける。
小屋の方が言うのだからそうなのだろうなと思うけど、少なからず熊を見たと報告もある。頭の中の記憶でしかなく、映像もないのでなんとも言えない。
冷静な対処って難しい
出会ってしまった時の対処として、後ろ姿を熊に見せないように後退りすると言われてますが、途中で完全に自分は後ろ姿を見せて走ってしまっていた。
樹林帯の幅の細い登山道で出会い頭のような状態だったので正直難しい。今回運が良かったのは動物は前方を向いててこっちを見てなかった。
出会わなければ、それに越したことはないのですが、もしもの時に備えた対策は最低限必要なのかもしれません。