
主要部門と個人的に興味のある部門の感想
歳を取るとなのか、性格なのか、インターネット社会で情報過多のせいなのか、気づいたら自分の好きな趣味の情報ばかりを選んで見てしまって、最近はそれに乗っかってAIが情報を提供してくる時代、これって便利だけど、気をつけてないとほんと自分の好きな偏った情報しか見なくなりそうなので、とりあえずグラミー賞とアカデミー賞をチェックして、今のトレンドは抑える事にしてます。
特に私は仕事ない時はジョギングして休日はアウトドア、テレビは自宅にないのでスポーツジムで見る程度。どんどん社会性がない変なおじさんになりそうです。やっぱ社会性って大事ですよね。
ちなみにグラミー賞は84カテゴリーもあるらしいので、全部聴くの無理ですけど、主要部門と個人的に気になった部門を聴いてみました。
ノミネートされる顔ぶれ見ても、歌唱力、作詞、作曲のセンスと積み上げてきたキャリア、それでいてルックスもいいんだから非の打ち所がないない人ばっか。裏方のプロデューサーやエンジニアも一流、楽器、音響機材も最新のものからヴィンテージまで一級品。実力、才能、金、これだけ揃ってるんだから、受賞するのは運しかないよなって世界なんだと見てて感じました。
レコード賞はケンドリックラマーとシザのルーサー。マーヴィンゲイの曲が原曲だそうです。ケンドリックラマーは昨年に続いての受賞、もうあのドレイクとのビーフ曲での受賞から1年経ったなんて時間早過ぎる。ラッパーとしてはJAY-Zを抜いて史上最多の受賞記録だそうです。ついにレジェンドになっちゃった。
正直ラップを聞き取るのは日本語でも難しくて後からリリックを見直すことになるけど、英語だと更に難しいのに更にスラングも多い。この人の場合は治外法権といわれるコンプトン出身、ストリートのリアルな現状、黒人の虐げられた歴史的なこと、同業へのディスをラップするから、その背景や歴史の知識も必要で更に難しい。その豊富なボキャブラリーと知的な言い回しが認められてるんだけど。なので理解するまでに時間が必要なのですけど、今回はスロウでメロウなラップラブソングなので理解しやすい。
ちなみに一緒に受賞したのは同じく昨年もグラミー賞を受賞した歌姫のシザ。無敵のコンビで受賞って感じです。この人の生い立ちも変わってて、家が厳格なイスラム教徒で小さい頃ヒジャブしてたんだとか。今や恋愛やその時の感情、性的なことを包み隠さず赤裸々なリリックを歌うのが人気なんだとか。アーティストとコラボも多くてアコースティックなネオソウル、カントリー、ロック、エレクトロニカっぽい曲もやっててキャリアも豊富。なんかミュージックビデオでやたらケツがデカいなと思ったら豊尻したんだとか。
アルバム賞はバッドバニーが受賞。実は私はあまり知らなくてプエルトリコ出身でラップやっててチカーノラッパーみたいなのかと思ったけど、そういうギャングスターラップとかじゃなくて、ジャンルとしてはレゲトンとかラテントラップといわれる音楽。そっかプエルトリコはレゲトンだ。アルバム全曲がスペイン語でスペイン語でのグラミー受賞は史上初の快挙だそうです。この曲はサルサの現代版みたいで個人的に面白いと思いました。この人は日本好きみたいで与那国島をテーマにした失恋ソングを歌ってて、ミュージックビデオにアニメ映像や日本語で少し歌ってたりしてます。
楽曲賞はビリーアイリッシュ。この人の音楽と歌声は大好きです。もう常連すぎて特にここで書くことないです。史上最年少、女性初で主要部門独占した華々しいキャリアの持ち主だけど、その裏では私生活の問題行動や失言が色々取り立たされてニュースになってるけど、考えたらまだ25歳なんだよね。
高くて細いのにハスキーな歌声。才能だよね。
新人賞はイギリスのシンガーソングライターのオリビアディーン!!!ワタクシ最近よく聴いてたんでなんだか嬉しい。こうゆう音楽が世に認められてグラミー賞を受賞してくれるのはほんとに嬉しいです。
彼女の出世作のman i needなんかはポップなソウルサウンドで軽快な感じと分かりやすい歌詞が心にストレートに刺さりました。
自分が物心ついたばかりの子供の頃、親父が休みの日に家で聴いてた洋楽のソウルポップみたいで聴いてて懐かしい感じもして、聴いてて居心地がいい。
彼女の音楽性は、ジャマイカとガイアナにルーツを持つ母親がR&B好きで、家ではローリン・ヒル、ジル・スコット、アンジー・ストーンといったネオソウルのアーティストをよく流してて、イングランド人の父親は、レゲエやキャロル・キングなどを愛聴していたことが影響しているらしくて納得。
小さい頃に聴く音楽は大人になっても意外と覚えてるもんなんです。
雑誌の記事でエイミーワインハウスを引き合いに出されてたけど、オリビアディーンは歌詞が明るくてポジティブで個人的にポップで都会的な雰囲気がsadeとかdes’reeを思い浮かんで、どっちかって言えばクラブカルチャーっぽい感じがしました。
歌ってる姿が気取ってなくてほんと楽しそうなんですよね。
ちなみにグラミー賞の主要部門以外で気になったのは、R&Bのアルバムと歌唱で2部門受賞のレオントーマス。新人賞で受賞してるけど、この人も10年以上のキャリアがあって、シザのsnoozeのプロデューサーとして一度受賞済。
d’angeloとかJ dilla辺りの音楽と似た感じするなと思ったけど、やっぱ影響受けてるらしい。
ソウルフルでローファイ的な要素も強く、サウンドデザイナーとして一流ですが、今回の受賞でシンガーとしても一流って事が認められました。
今いけてるR&Bシンガーは?って聞かれたら、そりゃレオントーマスだろって答えます。
とりあえず簡単に流し見してみましたけど主要部門に選ばれるアーティストは生い立ちも凄い。じゃないとリアルなリリックも人の心に訴えかける歌も作れないよねってのが感想でした。
周囲のプレッシャーやストレスをはねのけて今後もアーティスト活動を長く続けてほしいです。
色々と書いてますけど、アラフォーおじさんの超個人的な感想でした。
